【売却】クリニックのM&Aのベストタイミングとは?

クリニックのM&Aの支援をしているDoktorでは、「いつクリニックを売却すべきか?」といった質問をよくいただきます。

本記事では、クリニック売却を考えるケース別に、クリニックM&Aのベストタイミングを解説いたします。

クリニックの後継者の不在になってからでは遅い

事業譲渡のイメージ

今、クリニックや薬局、病院、介護施設などの医療機関、医療法人のM&Aを通した売却が検討される最大の理由が、この「後継者の不在」であるといえます。

一昔前までは、医療法人を経営されている理事長様がリタイアを考え始める年齢に達する前には、ご子息、あるいは娘に婿入りした婿養子が、地元に帰ってきて、その医療機関に従事しながら経営を学び、理事長様のリタイアに合わせて理事長職を受け継ぐというのが常識でした。

かつての価値観では、クリニックや薬局、病院、介護施設などの医療機関、医療法人というのは明らかに大きな資産であり、その理事長の座につけるということはある意味で特権だったのです。

そのため、理事長職を拒否するというのはもったいない決断で、受け継ぐのが当然だと考えられていました。

後継者問題を含めた医療業界の現在の課題に関して、以下記事も参考にしてみてください。

後継者がいないと医療機関の経営は成り立ちません。そのため、廃業をする前に”M&A”を通した売却が検討されるのです。

クリニックが経営不振に落ちいったら抜けられない

財産

一昔前の、クリニックや薬局、病院、介護施設などの医療機関、医療法人の経営と現在とでは様々な変化が生じ、理事長様にも、医療技術の高さだけではなく経営手腕が強く求められる時代になりました。

つまり、経営があまり得意ではない理事長様の下では、医療機関の経営が不振に陥り、経営不振となった医療機関には”診療報酬の改定”、”地域医療構想の進展”による病院の機能分化と連携等を踏まえた長期的な展望が求められるという、抜け出せない「負のスパイラル」に陥ってしまうというのが、今の医療業界なのです。

そのため、業績が悪化し、利益がほとんど出ていない、あるいは赤字になっているがその建て直しのめどが立たないという場合はM&Aを検討するべきなのです。

【2021年7月追記】

新型コロナウイルスの影響で経営難となるクリニックが増加しております。

以下記事も参考にしてみてください。

経営者の事業意欲が減退したらクリニックM&A一択

M&Aを検討する理由が、「経営者の事業意欲の減退」であるというケースもございます。

事業意欲が減退する理由はさまざまありますが、経営不振や後継者の不在などを原因に派生したもの。

また、家族の死などをきっかけとした精神的な不調など、個人的な事情で陥ってしまう場合もございます。

地域医療を存続させるためには、経営意欲が衰退したままでは経営が成り立ちません。

そのため、事業意欲が減退したらすぐにM&Aを通して外部から経営手腕の優れた人物を招へいするのが得策といえるでしょう。

クリニックM&Aのメリットに関しては以下記事を御覧ください。

コロナの影響等でも経営が苦しいなら是非クリニック、医療機関のM&Aの検討を!

いかがでしたか?クリニックや薬局、病院、介護施設などの医療機関、医療法人の売却を検討する場面をご理解いただけたと思います。

弊社では、2015年の創業以来、様々な医療機関のM&Aを行った経験、そして約700名の開業希望医との連携により、譲渡価格や譲渡後の雇用体制など、希望に沿った買い手様をご紹介することが可能です。

患者様や医療スタッフのために医療を存続させるためにも、後継者の不在や、病院の経営にお悩みの病院経営者様は、是非お気軽に弊社までご連絡ください。

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