WEB経由で開業したいドクターを集めると危険な理由

調剤薬局の経営者の方と医療モールなどの開発のお話をすると、

成功報酬で数百万の方が、調剤薬局の経営者としてはリスクも低いので課金体系としては良いと思うのですが、なぜ大手の医師向けプラットフォーム業者が面談だけでお金を取るのでしょうか？？

またなぜWEBで開業案件を申し込んでくる医師は失敗する確率が高いのでしょうか？？

本記事ではそのような状況になる背景を解説します。

なぜWEB経由で集まる医師は開業に失敗するのか？？

これは医師のキャリアから、開業を検討するまでのプロセスをご説明する必要があります。

医師は大学在学中に医師国家試験を通った後、研修医を経てどこかの医局に属し、専門医を取って数年後独立する流れが主流ですが、なぜ大手のプラットフォームから来る医師が微妙なのか医局で働く医師に聞いてみると、

そりゃそうですよ。普通コミュニケーション能力も高くて仕事ができる医師は、仕事が集中するのでWEBサイトなんか見てるヒマないですもん。まあスポットのアルバイトを探すときにMRTを見たりはしますが(笑

という回答が返ってきます。

確かに大手のプラットフォームのWEBサイトをよく見ている医師は、よくWEBサイトを見る理由を聞くと、「ページを見ているとポイントが付くから」などセコい回答をしてくる人が多いです。

つまり、医局の中でもコミュニケーション能力が低く、窓際に追いやられた医師が小遣い稼ぎに大手のWEBサイトを見るようになり、開業を検討する際にいろいろなWEBサイトに登録するというメカニズムになっているのです。

クリニックの一番重要な成功要因は医師のコミュニケーション能力

クリニックで重要なポイントは、診療圏分析で人口が、競合が、、、といった分析を入念に行い、良い立地で開業することを成功要因と主張する業者も多いですが、結局はどこで開業しようがコミュニケーション能力が高く、人から信頼される医師であれば成功すると弊社の事例から言えることだと確信しております。

逆にどれだけいい立地にお金をかけたクリニックを作っても、下を向いてまともに正面から人と話せず、愛想もなく、業者には不義理をしてもなんとも思わないような医師は、大体2～3年で廃業していく傾向にあります。

WEBに登録して開業物件を探す医師は、医局でも窓際に追いやられた医師が滞留している可能性があるため、高確率で開業に失敗する医師が紹介されます。

つまり、「新しく調剤薬局を開業して成功する」→「医師をとにかく集める」

だけでは失敗する確率が高いといえます。

「新しく調剤薬局を開業して成功する」→「コミュニケーション能力の高い医師を集める」

ことが成功要因となります。

医師を集めるなら紹介、人づてでまずは集めること

それでは新規で調剤薬局を作るために、開業したい医師を集めるためにはどうしたらよいか？？

それは医師もしくはご自身の人脈の中から、紹介してもらうことが重要となります。

医局に属するコミュニケーション能力が高く、仕事の集中している多忙な医師は、開業するときにWEBサイトで案件を探す可能性は極めて低いです。

なぜかというと、コミュニケーション能力の高い医師が開業を検討し始めると、製薬会社、医療機器メーカーなど、医局でもともと付き合いのある営業マンが、良い業者を紹介し始めるのでWEBサイトに頼らずとも良い条件で開業することができるのです。

逆にWEBサイト経由で集まった医師は、他のWEBサイトにも複数登録しているので、開業物件に複数申し込んでおいて、賃貸借契約の直前で良い物件が他に見つかったら平気で食べログのように全てキャンセルするなどの不義理な行為を平気で行います。

大手の医師向けプラットフォーム業者が成功報酬ではなく、面談一回で数十万という費用体型になっている理由は、不義理な医師が多いので、成功報酬だと割に合わないという判断からそのようになっていると推測されます。

とはいえ、医師のネットワークがない場合はどうすれば？？

MR、MS出身の調剤薬局の経営者の方であれば、前職の繋がりで医師のネットワークがある方も多いと思われますが、薬剤師出身の調剤薬局の経営者の場合、医師のネットワークないという方も多い傾向にあります。

その場合は、医師を紹介する業者の中でも、紹介づてで医師を集めxている業者に依頼すると良いと思われます。

Doktorの約700名の医師はすべて紹介で集めており、かつ20後半～40歳前半のコミュニケーション能力の高い方が集まっておりますので、調剤薬局店舗開発にお悩みの方はぜひお問合せください。